おはようございます😄
体幹マスタートレーナーのガッキーです😁
ブログをお読みいただきありがとうございます😌
理論編その②です。
前回のブログの続きです。
運動を行うには、エネルギー系(筋力・筋持久力)と
関節可動性が必要です。
ただ、
これだけでは、合理的な運動を行うことは、難しいです。
脳神経系ー筋肉系の流れのメカニズム
運動を合理的に行うには、下の図のような一連の流れが重要となります。
1回目よりも10回目の方が、スムーズにできるのはこのメカニズムがあるからです。
随意運動から不随意運動にできるだけ、
変換できるかが運動能力を上げる大きなポイントになります。
神経系の発達がいい【幼児期】に
全身の筋を使ったダイナミックな運動や感覚受容器に
様々な刺激を与える運動は中枢神経系のメカニズムを強化します。
それだけでなく、
筋組織や呼吸循環器系への刺激にもなります。
運動のメカニズムの例野球(バッティング)
① 視覚野
目から映像として脳へ伝達・・・「来た!」
② 側頭連合野
映像をボールと認識 ・・・「ボールだ!」
③ 頭頂連合野
ボールの方向や速度を認識 ・・・「速い!!」
④ 前頭連合野
これまでの情報を統合し、状況に合わせた行動を導く
・・・「打て!」
⑤ 運動連合野
適切な動きのプログラムを作りをして、指令を出す
・・・「打つプログラムを実行!」
⑥ 大脳基底核
具体的にどの筋肉を組み合わせて使うかをコントロール
⑦ 運動野
筋肉へ指令が伝達される ・・・「ボールだ打ち返せ!」
⑧ 小脳
指令が実行されているか行動にずれがないかなどをチェック
⑨ 脊髄
運動神経から筋肉へ命令を伝達する・・・「ボールを打ち返せとのことです!!」
⑩ 筋肉
実行!! ・・・「打つ!!!!」
運動のメカニズムを順番に説明するとこうなります(笑)
こんなことが、自然と人間の脳では行われているんです。
スムーズな運動
上で説明しましたが、
運動を行う時には、いくつものの経路を介して行われます。
子供にとっては、経験のない事が多いので初めての刺激です。
最初は、上手くできないことは仕方のない事です。
でも、
数回繰り返すだけでビックリするぐらいスムーズにできるようになります!
刺激に対して、反応し、伝達や動きを修正することで、
神経回路の経路や近道ができることにより、
動作の命令が素早く伝わるようになり、
複雑な運動が反射的に調整されるからです。
これを
動作の反射化(自動化)
と言われています。
大脳皮質と小脳の関係性
動作をスムーズに実行するには、大脳皮質と小脳の働きが密接に関係しています。
大脳皮質は、運動のプログラムを形成
小脳はが運動のコントロールをしています。
小脳の働きが、巧みな運動を可能にしています。
小脳の働きには、
トレーニングや運動を繰り返すことで、
体が素早く反応するのは、小脳が一連の動作を記憶するからです。
また、
大脳からの指示を受けて、それぞれの筋肉や関節がどのように動けばいいか、
瞬時に判断し指令を出しています。
更に
動きや思考、感覚などにも関して、
予測をしり準備をしたりする機能
もあります。
小脳は、運動の司令塔と言えます。